Photo : Yukio Arikawa
敷地は4メートル未満の細く曲がりくねった道を上って行った高台にある。角地緩和を使い、建蔽率を最大70%までとることが出来るが、反面空地が少なくなってしまう。
そこで、建物の東南の角を45度に削り取り空地を作り、スティール製のフレームにFRPグレーチングを取り付け、それにヘンリーズタ、ツルハナナス、カロライナジャスミン、ハーデンベルギアといった蔓系植物を絡ませて、Wall Gardenと名付けたパティオを作った。
そのパティオの床は地下空間に光と風を透すように、スティール製のエキスパンドメタルで加工した。
このWall Gardenは、外部からも内部からも程よい透け方をしていて、適度な緊張感をつくりだしている。
- 所在地
- 東京都大田区山王
- 施工
- 長谷部建設
- 敷地面積
- 101.55㎡
- 建築面積
- 67.28㎡
- 地階床面積
- 72.85㎡
- 1階床面積
- 67.28㎡
- 2階床面積
- 53.37㎡
- 延べ床面積
- 193.50㎡
- 構造・規模
- RC造・地下1階地上2階建
- 掲載誌
- 新建築住宅特集2003年12月号
2008年度 日本建築家協会優秀選200選 選定作品